お役立ちコラム
キッチンで賢く節水!節水水栓の特徴と選び方
キッチンは料理をしたり、皿洗いをしたり、家族が集まる大切な空間ですよね。
そんなキッチンで、毎日欠かせないのが水道水。
実は、普段何気なく使っている蛇口を節水水栓に交換するだけで、水道料金をグッと節約できるのをご存じですか?
今回は、今注目の『節水水栓』の特徴や選び方についてご紹介します!
節水水栓とは?
節水水栓とは、その名の通り、使う水の量を抑える工夫が施された水栓のことです。
従来の水栓と比較して、少ない水量で済むよう設計されています。
「建築物エネルギー消費性能基準」及び「低炭素建築物認定基準」では、シングル湯水混合水栓、ミキシング湯水混合水栓、サーモスタット湯水混合水栓のいずれかであり、さらに下の表にある「節湯A1、節湯B1、節湯C1」のいずれかの種類に当てはまるものを節湯水栓として規定しています。
湯節区分 | 構 造 |
---|---|
節湯A1 | 手元止水機構 |
節湯B1 | 小流量吐水機構 |
節湯C1 | 水優先吐水機構 |
手元止水機構
手元止水機構は、センサーやボタンを使って手元で水を出したり止めたりできる便利な仕組みです。
わざわざハンドルを操作する必要がなく、必要なときだけ水を使えるため、節水効果も抜群です。
特に調理中や手が汚れているときに、スムーズに使えるのが嬉しいポイントです!
タッチレス水栓(センサー式水栓)
タッチレス水栓は、センサーに手をかざすだけで吐水/止水の操作ができる水栓です。
必要な時だけ水を出して無駄な水流を防ぐので、節水効果が高いです!
さらに、レバーやスイッチを触れずに操作できるので、衛生的で快適に水が使えます。
タッチスイッチ式水栓
タッチスイッチ式水栓とは、水栓本体や吐水口部分に設置されたボタンをタッチすることで、吐水/止水の操作ができる水栓です。
通常のレバーハンドル操作とは異なり、軽いタッチで反応するため、片手でも楽に操作ができます。
主なメーカーの製品例
小流量吐水機構
小流量吐水機構は、通常よりも少ない水量で吐水する構造です。
空気を混ぜて水流に力を持たせる「泡沫吐水(ほうまつとすい)」が採用されていることも多く、少量の水でも洗浄力がしっかりと発揮されます。これにより、効率よく水を使えるだけでなく、洗い物の時間も短縮できます。
泡沫吐水(ほうまつとすい)
泡沫吐水(ほうまつとすい)とは、水と空気を混ぜることで、少ない水量でもしっかり水圧を保つ仕組みです。
これにより、節水しながらも使い心地は変わらず快適!
さらに、手に当たる水が柔らかく、水の飛び散りも少ないのが嬉しいポイントです。
水音が静かになるので、夜の家事にもぴったりですよ!
水優先吐水機構
水優先吐水機構は、中間水(冷水と温水が混ざったぬるい水)が流れるのを防ぐ仕組みです。
従来の水栓では、レバーを中間位置にして使うと、気づかないうちに給湯器を作動させてしまうことがあります。
水優先吐水機構の水栓は、冷水と温水が混ざり合った水の流出を軽減させてくれます!
使用時に冷水と温水が混ざりあう領域にレバーを合わせた際にクリック音などを鳴らすことで、無駄なガス代やエネルギーを抑えることができます。
節水水栓のメリット
節水水栓には、節約だけでなく、意外なメリットもたくさんあるんです!
具体的なメリットを、以下にまとめましたのでご紹介します!
1.水道料金の節約
水の使用量が減ることで、月々の水道料金の削減が期待できます。
特に、食器洗いや調理中のこまめな節水に役立ちます。
2.家事効率の向上
センサー式やレバーハンドル式の水栓を使えば、手を使わずに水を出したり止めたりできるため、忙しい調理中の動作がスムーズになります。
3.環境負荷の軽減
水資源を節約することは、地球環境の保護にもつながります。
私たちの生活の中で使う水の量を減らし、地球規模での水不足問題に貢献することができます。
節水水栓の選び方
現在は、さまざまなタイプの節水水栓が販売されており、選び方にもポイントがあります。
家族構成やライフスタイルに合わせる
節水水栓にはさまざまな機能が搭載されています。
小さなお子さんがいる家庭では、安全性の高い温度調整機能付きの水栓がおすすめです。
また、温度設定を簡単に調整できる機能は、冷たい水や熱いお湯を瞬時に使い分けたいときに便利です。
また、調理中の効率を重視する場合はセンサー式が便利です。
センサー式であれば、手をかざすだけで水を出したり止めたりできるため、食材を扱う際の手間を省き、効率的に使えます。
デザインと使いやすさのバランス
水栓はキッチンの中でも目につく部分です。
シンプルなデザインやモダンなフォルムのものを選べば、キッチン全体のインテリアが引き締まります。
また、色や素材も考慮し、他の設備とのバランスを取りながら選ぶことで、見た目も機能性も満足のいく仕上がりになります。
メンテナンス性を考慮
節水水栓は毎日使うものなので、お手入れのしやすさも重要です。
自動水栓の場合は周辺に水がかかることが少ないため、結果的にお掃除の手間を減らすことができますが、センサー部分が水垢で汚れると誤作動の原因になることがあります。
汚れが付きにくい素材や、分解せずに清掃できる設計のものを選ぶと、日常的な負担を減らせます。
設置のしやすさとアフターサポート
節水水栓を導入する際には、既存の水栓との互換性もチェックしましょう。
一部の水栓は配管工事が必要な場合もあるため、購入前に設置方法や費用を確認しておくと安心です。
また、購入後にトラブルが発生した場合を考え、メーカーの保証やサポート体制が充実している商品を選ぶことをおすすめします。
コストパフォーマンス
節水水栓は、初期費用が少し高めの場合もありますが、使用量が減ることで長期的には水道料金を節約できます。
自分の家庭でどのくらい水を使っているかを把握し、それに見合った機能や価格帯の商品を選ぶのがおすすめです!
節水水栓の設置事例
最近では、多くの家庭や店舗で節水水栓が導入されています。
例えば、築年数の経った住宅で節水水栓に交換した結果、月々の水道料金が約20%削減されたケースも!
【伯耆町】使い勝手向上!収納力アップが嬉しい洗面化粧台リフォーム
洗面台の節水水栓の事例ですが・・・
ご夫婦のセカンドライフのために、Takarastandard「ファミーユ」の洗面台交換しました。
タッチレス水栓なので、水栓に触らず、水を出したり止めたりできるので、衛生的に使用できます!!
まとめ
節水水栓は、家計にも地球環境にも優しいリフォームです。
毎日使うキッチンだからこそ、賢い水の使い方を取り入れてみてはいかがですか?
「水の節約なんて難しそう・・・」と思うかもしれませんが、節水水栓なら、取り替えるだけで水の節約ができますよ!
この機会に、節水水栓に変えてみませんか?