お役立ちコラム
キッチンの天板「ステンレス」と「人造大理石」どっちがいい?
キッチンのリフォームをするとき、迷うのがワークトップ(作業台)の素材ですよね?
そこで今回は、ワークトップの中でも人気の素材【ステンレス】と【人造大理石】のデメリットとメリットを徹底比較します!
どうやって選んだらよいか迷っている方はぜひこの記事を参考にしてください!
ステンレスのメリット
メリット1:耐久性がある
ステンレスは、鉄を主成分として、サビにくい合金を混ぜ合わせることで、サビにくさを実現した素材です。また、合金であるため耐久性が非常に高く熱にも強いため、熱い鍋を置いても焦げ付きません。
メリット2:掃除がしやすい
ソースなどの汚れを放置しても、シミになることなく、拭き掃除で汚れを落とすことができます。頑固な汚れの場合、中性洗剤やメラミンスポンジを使用すれば簡単に落ちるので、お手入れも楽に済ますことができます。
メリット3:害虫予防ができる
ステンレス自体にゴキブリなどの害虫の侵入を防いでくれる特性があるため、害虫予防にはもってこいの素材です。
キッチンによっては、内部までステンレスでできているものがありますので、その場合はより害虫の侵入を防ぐことができます。
メリット4:コストパフォーマンスに優れている
ステンレスキッチンは全国的に多く流通しているため、人造大理石に比べると比較的安価で入手することができます。
ステンレスのデメリット
デメリット1:キズがつきやすい
包丁などの鋭利なものがあたると細かな傷が付きやすいです。
傷が付いてもそこからサビにくい加工がしてあるものもありますが、完全に防げるわけではありませんので注意が必要です。
デメリット2:もらいサビ
キッチンで使用する調理器具には金属系のものが多く、これらがサビていると、もらいサビ(金属製品のサビがこびりついてしまう現象)が発生する恐れがあります。
もらいサビをすると、ステンレス自体がサビたような見た目になってしまいます。
デメリット3:光沢が失われる
金属を主成分としているため、どうしても年月が経つと光沢が失われていってしまいます。お手入れにより長持ちさせる事が出来るので、日々の清掃が必要になってきます。
デメリット4:全体の印象が冷たくなる
温かみのあるキッチンに仕上げたい方にはお勧めできませんが、その無機質で厨房のような雰囲気が良いという方もいらっしゃいます。スタイリッシュで垢ぬけたインテリアがお好みの方にはオススメです。
人造大理石のメリット
メリット1:キズを研磨で消せる
人造大理石の場合は、キズが付いてしまったとしても紙ややすりなどで擦れば落とすことができます。
食器を強く当てたり、物を落としてしまったりすることで傷も増えますが、人造大理石であればご自身でキズを消すことができます。
メリット2:水垢が目立ちにくい
ステンレスの場合は、どうしても水垢によって白くなってしまいます。
しかし、人造大理石であれば最初から白っぽい色を選べば水垢が目立ちにくくなります。
また、人造大理石のお手入れは、基本的に中性洗剤で軽くこするだけで良いので、忙しい方にオススメです。
メリット3:カラーが豊富・高級感がある
カラーや質感・デザインまでこだわることができ、マットでさらさらした質感のものや、つるつると光沢感のあるものなどその種類は様々です。
人造大理石なら、カラーだけでなく質感でも雰囲気が変わるので、より好みに合ったデザインを選ぶことができます。
人造大理石のデメリット
デメリット1:シミが残りやすい
人造大理石の中にはシミができやすいというデメリットがあります。
醤油やソースなどの濃い調味料は放置すると落ちない汚れになることがあります。
汚れを見つけたらすぐに掃除する習慣をつけると、長く美しさを保てます。
デメリット2:年数が経つと黄ばみが出る可能性がある
人造大理石は経年劣化で黄ばみが発生してしまいます。
真っ白なワークトップをお考えの方は、キッチン上部の照明を暖色カラーにする、黄ばみが目立たない色をワークトップに使用するなど工夫をすることで、目立ちにくくすることができます。
デメリット3:もらいサビ
ステンレスのデメリットにもあげましたが、人造大理石ももらいサビが発生しやすい素材と言われています。
空き缶やサビの出る包丁、また、ヘアピンなどからももらいサビが発生する可能性があるので、注意が必要です。
デメリット4:有毒ガス
人造大理石は、アクリル樹脂を使用していることがほとんどですので、可燃物になります。
ですので、万が一火災が発生した時に、ワークトップに火が燃え移ったり、溶けてしまいます。
そうなると、不完全燃焼になり一酸化炭素など、身体に有毒なガスなどが出てしまう可能性もあり非常に危険です。
あなたは「ステンレス」と「人造大理石」どちらが向いてる?
■ステンレスに向いている人
☑費用を抑えたい
☑お手入れかサッと拭くだけで済ませたい
☑キズや熱に強く、耐久性の高いキッチンにしたい
☑無機質でスタイリッシュな印象のキッチンに仕上げたい
■人造大理石に向いている人
☑キッチンに温かみを持たせ、デザイン性にこだわりたい
☑水垢汚れが目立ちにくいキッチンにしたい
まとめ
今回はステンレスと人造大理石についてご紹介しました。
ステンレスも人造大理石もどちらもメリット・デメリットがあります。
キッチンを選ぶ際は、インテリアとの調和や調理頻度も、考慮すると良いでしょう😊