お役立ちコラム
給湯器のリフォーム!種類や特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
こんにちは!
住宅再生工房マツヤ(松和建設)の山根です!
寒くなると、お風呂以外も、あったかいお湯を使う機会が多くなります。
とくに冬に給湯器の故障が起こりやすいので、故障かな?と思ったら早めの修理・交換が必要です!
今回は、給湯器の種類や特徴、メリット・デメリット、交換のタイミングについてご紹介します。
給湯器の種類と特徴
ガス給湯器
ガス給湯器は、LPガスや都市ガスを使用して給湯する給湯器です。
給湯器の種類で最もメジャーなタイプです。
ガス給湯器の耐用年数は、多くのメーカーが標準的に10年と定めていますが、使用状況や環境・設置場所などによって異なります。
ガス給湯器のメリット
設置コストが比較的安く、本体もコンパクトなのが特徴です。
電気を使わないので、停電時でも利用できます。
ガスは燃焼性が高いため石油と比べると効率が良いです。
ガス給湯器のデメリット
プロパンガスだと光熱費が高い傾向があります。
寒冷地だと、温まるまでに時間がかかります。さらに冬場は、凍結対策をする必要があります。
電気温水器
電気給湯器は、電気を使用して給湯する給湯器です。
電気温水器の耐用年数は、一般的に10~15年程度ですが、使用状況や環境・設置場所などによって異なります。
電気給湯器のメリット
燃焼機構がないため、事故リスクが少ないので安全です。
CO₂が発生しないので、環境にやさしいです。
換気設備も不要で、ガス漏れなどの心配もありません。
ガス給湯器より燃焼音がなく静かです。
電気給湯器のデメリット
電気温水器は、ガス給湯器よりもゆっくりとお湯を温めるため、温まるまでに時間がかかります。
タンクを設置するスペースが必要です。タンク内のお湯を使い切ってしまうと、しばらくの間お湯を使えません。
電気給湯器は、ガス給湯器より本体が高いです。
石油給湯器
石油給湯器は、石油を燃焼させて給湯する給湯器です。
石油給湯器の耐用年数は、一般的に8~10年程度ですが、使用状況や環境・設置場所などによって異なります。定期的なメンテナンスで10年経過しても問題なく使用できることもあります。
石油給湯器のメリット
ランニングコストも比較的低めです。
特に、冬場に光熱費が高くなりがちな寒冷地で広く普及しています。
石油給湯器のデメリット
石油給湯器には石油タンクの取り付けスペースが必要です。
また、水抜きや燃料入れなどの定期的なメンテナンスが必要となります。
灯油が燃料なので、原油価格の変動がそのまま灯油の価格にも影響します。
省エネタイプの給湯器
省エネタイプの給湯器には、エコキュート、エコジョーズ、エコフィールなどがあります。
エコジョーズ
エコジョーズはガスを燃料とする省エネタイプの給湯器です。
省エネ給湯器の中でも交換費用が安く、排熱も加熱に利用するため熱効率にも優れています。
エネファーム
エネファームも、ガスを燃料とする省エネタイプの給湯器です。
エコジョーズとの違いは同時に電気も作れる点です。ガスから取り出した水素を酸素と化学反応させることで発電し、発電の際に生じた熱でお湯を沸かすという仕組みです。
CO2の排出量を削減でき、電気とガスの光熱費が安い点で、人気があります。
エコキュート
エコキュートは、外気の熱と電気を使い、ヒートポンプ技術を用いた省エネタイプの給湯器です。
電気代の安い深夜にお湯を作るため、他の省エネ給湯器と比較して光熱費が安いです。
さらに、災害時にもタンク内にあるお湯を使用できます。
エコフィール
エコフィールは石油(灯油)を燃料とする省エネ型の給湯器です。
従来の灯油ボイラーと比べて熱効率が83%から95%にアップしており、少ない灯油で済むため、ランニングコストが安く抑えられます。
主に寒冷地で使用されています。
給湯器の選び方
給湯器は、お家の設備に応じて選ぶ必要があります。基本的に、現在使われている給湯器の【設置状況】【種類】が同じ給湯器に交換します。
設置状況
ガス給湯器は、戸建とマンション(集合住宅)で設置方法が大きく分かれます。
基本的に、既存の給湯器と同じ設置タイプをお選びください。
戸建の設置タイプ
3種類(壁掛型、据置型、浴槽隣接設置型)があります。
マンション(集合住宅)の設置タイプ
マンションには(屋外壁掛け型、PS標準設置型、PS扉内設置型、アルコーブ設置型、ベランダ壁掛型)などがあります。
一般的にはマンションの部屋ごとに種類が決まっており、同じタイプへの交換が基本です。
号数を選ぶ
号数が大きくなるほど給湯器としてのパワーも上がります。
基本的に現在使われている給湯器と同じサイズをお選びください。
号数の目安
- ファミリー:24号
- 2人暮らし:20号
- ひとり暮らし:16号
給湯器の機能
給湯専用、オート、フルオートがあります。
【給湯専用】は自動のおいだき機能・足し湯ができません。
【オート】と【フルオート】は、お風呂に関わる機能を自動で行うか全自動で行うかの違いになります。【オート】は、湯はりから追い焚き、保温までを自動で行い、【フルオート】は湯はりから追い焚き、保温、たし湯までを自動で行います。
基本的には既存機器の後継品番を取り付けますが、【オート】【フルオート】については、交換の際に変更することが可能です。
給湯器の購入のタイミング
給湯器の平均的な寿命は、10年から15年程度とされています。(使い方や、使う頻度、給湯器の種類にもよります。)
10年近く経過すると、お湯の温度が安定しなかったり、お湯が出るまでに時間がかかるなどの症状が現れます。
しかし、設置から10年が経過した給湯器の修理は難しい場合があります。(一般的に各メーカーの給湯器の修理部品保有期間は、当該機種の生産終了から10年程度のため、修理部品が調達出来ない場合があります。)
特に冬は給湯器のトラブルが多い季節なので、修理や工事に時間を要します。
故障かな?と思った場合は、早めの点検をおすすめします。
リモコンにエラー表示が出る
給湯器に何らかの不具合があった際は、リモコンに2桁もしくは3桁のエラー表示がされます。
取り扱い説明書に主なエラー表示の原因や解除方法などが記載されていますので、ご確認ください。
内容によっては機器の修理もしくは、点検・交換が必要になります。
お湯の温度が安定しなくなった
経年劣化によって、給湯器に何らかの不具合か発生している可能性がありますので、給湯器の修理もしくは交換が必要です。
お湯が出てくるまでの時間がかかる
お湯が出てくるまでに時間が掛かるように感じてきたら、経年劣化によって機器内部の効率が悪くなっていることが考えられます。給湯器の交換の検討をされてもよいかと思います。
給湯器から大きな音がする
給気と排気のバランスが悪くなった時や、空気とガスのバランスが崩れている場合などに、ピーという音が鳴るようになる場合があります。給湯器から通常と違った音が出始めてきたら、給湯器の交換をご検討されても良いかと思います。
給湯器の排気口まわりにサビが目立ってきた
給湯器の排気には水分が含まれますので、排気口の周囲は錆びやすくなります。
サビが目立ってきた時は、機器内部もサビはじめてきている可能性がありますので、給湯器の交換の検討をされてもよいかと思います。
給湯器まわりから水漏れがある
給湯器内部の熱交換器もしくは配管などの接続部からの水漏れが考えられます。
機器の修理もしくは交換が必要になります。
においがするようになった
給湯器の周囲で、酸っぱいにおいがしたり、生臭い場合は、腐食している可能性があります。
また、ガスの臭いがする際は、ガス漏れの可能性もあります。
そのままご使用されると危険ですので、早急に修理か機器の交換が必要になります。
まとめ
給湯器の交換のタイミングは10年を目安となりますが、お湯の温度が上がらなくなってきたなど不具合が出てきたら、早めに点検してもらいましょう!
給湯器の種類には、ガス、電気、石油、ハイブリッド式、とさまざまです。給湯器は今ある給湯器と同じタイプのものを選んで交換するのが基本です。
「どれを取り付けていいかわからない。」「光熱費を抑えた給湯器を取付けたい。」などお悩みございましたら、お気軽にマツヤまでご相談ください!!
ご相談・お見積は無料です♪