簡易水洗トイレを水洗トイレにリフォームするには？

近年、衛生面や臭気の問題から水洗トイレへの改修が進んでおり、総務省統計局の住宅・土地統計調査によると、2008年時点の水洗トイレの普及率は約90％以上でした。

しかし、下水道が整備されなかったり、排水先が確保できなかったりするために、まだ汲み取り式トイレを使っている地域もたくさんあります。

簡易水洗トイレとは？

簡易水洗トイレは、「汲み取り式のトイレ」ではありますが、「水洗式便所」のように水が流れるため、衛生的に使用できるトイレです。

簡易水洗トイレから流した排泄物と水はタンク（便槽）に溜まる仕組みになっています。

便器と便槽の間に、「フラッパー弁」という弁が付いていて、タンクからの臭いを防ぐことができます。

一方、汲み取り式の非水洗トイレ(ぼっとん）は、便器の穴から排泄物がタンク（便槽）に直接落ちて溜まる仕組みで、水は流れません。

簡易水洗トイレのメリット

水の使用量が少ない

水洗トイレに比べて使用水量が少ない点です。

簡易水洗トイレは、1回の使用で500ml以下の水しか流れないため、水の節約ができます。

初期費用が安い

水洗トイレのリフォーム費用は100万円~200万円です。

それに対して、簡易水洗トイレのリフォーム費用は、40万円～100万円程度と、水洗トイレのリフォームより費用が安めです。

簡易水洗トイレのデメリット

簡易水洗トイレのデメリットは、主に３つあります。

臭いがする

汲み取り式トイレでもっとも気になるデメリットは、臭いです。

便槽に排泄物を溜め込む仕組みになっており、さらに排泄物を流す際は便槽との間を遮断しているフラッパー弁が開くので、水洗トイレと比べると臭いが気になりやすいです。

衛生面の不安

汲み取り式は便槽に排泄物を溜め込む仕組みのため、衛生面が心配でもあります。

便槽から出る臭いによって、ハエ、ゴキブリなどの害虫の発生してしまう恐れもあります。

汲み取りする必要がある

簡易水洗トイレは、汲み取り式のため、定期的な汲み取りを業者に依頼しなくてはいけません。

汲み取りを業者に依頼したり、汲み取り費用などが必要になります。

簡易水洗トイレは、水洗トイレにできる？

簡易水洗トイレを水洗トイレにリフォームできます。

水洗トイレにリフォームすることで、汲み取りの手間や汲み取り費用がなくなったり、臭い・害虫のお悩みが無くなります！

簡易水洗トイレの嫌なにおいに悩んでいたり、汲み取りの手間を無くしたい方は、水洗トイレへのリフォームをおすすめします。

下水道直結型の水洗トイレの工事は、解体、下水道へのつなぎこみ、内装工事、便器の撤去・設置などを行います。

水洗トイレにリフォームするのにかかる費用

水洗トイレの排水処理方法には、以下の2つがあります。

• 浄化槽で処理する
• 下水道を通して処理施設に排水を集め処理する

下水が近くに通ってない場合は浄化槽を設置する必要があり、この場合のリフォーム費用は総額100~200万円ほどかかります。

一方で、下水が近くに通っている場合は、下水管に直接汚水を流すためのつなぎこみ工事をします。この場合、リフォーム費用は総額80～100万円が目安です。まずは家の近くに下水が通っているか確認しましょう。下水道への接続には申請が必要になることもあり、その場合には工事に着手するまで1か月以上かかる場合もあります。

便器自体の価格やオプション、下水道への距離などによって費用は変動するので、どの程度かかるのかを複数の専門業者に見積りしてもらいましょう。

公共下水道への切替工事とトイレリフォーム

↓こちらは、下水道の切り替え工事をして水洗トイレにリフォームされたお客様です。

毎日のお手入れがしやすく清潔になりました。

また、和式から洋式にしたため、段差も解消されました。

AFTER

BEFORE

＞マツヤの施工事例はこちら

まとめ

簡易水洗トイレを水洗トイレにリフォームすることにより、衛生面が大きく向上し、掃除も楽になります。

水洗トイレのリフォームは、補助金の活用や、リフォーム業者から相見積もりを取り相場を知ることで、費用を抑えることが可能です。

水道や排水設備の条件によって工事内容や費用が変わるため、事前の確認が必要です。

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